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2024.12.02

事業計画と一緒に「人生プラン」も考えましょう

■「いま」だけを生きていませんか?

 

社長は、重要な役割を担っています。

そのなかでも、もっとも大切な仕事は、「決めること」です。

まさに会社経営は、日々決断の連続です。

「いま」を必死にがんばる社⻑は、素晴らしいと思います。

ただ、社⻑も年齢によって考え方が変わって然るべきです。

なぜなら、40代から50代になるときや、50代から60代になるときに出てくる問題は、まったく異なるからです。

 

40 〜50代に差し掛かったとき、おそらく優先順位は「会社をもっと成⻑させること」でしょう。

それが60代になると、「誰に承継するか」に関心が高まってきます。

 

おすすめは、ある時点で考えていることを書き残しておき、数年経ったところで振り

返る機会を持つことです。

事業計画と一緒に「人生プラン」を考えてみると、とてもわかりやすいのではない

でしょうか。

あなたが人生を賭けて大切にしている会社は、ご自身の人生観とつながっている事

業を行っているはずです。

 

人生プランも交えて、10年に一度は事業方針を考えてみませんか。

とくに60代になるときは、あなたの人生の総決算に向けて考え始めるべきタイミングです。

年金受給、勇退、勇退後の人生…と、考えることがたくさんありますよ。



■もらいそびれがないか見直す

 

多くの社長は、会社の収支をしっかりと押さえていても、個人や家庭の収支まで押さえていないものです。

これは、余ったお金があると、会社へ注ぎ込んでしまう人が多いからなのかもしれま

せん。

それだけ、大切に思っているということですね。

 

ただ、社⻑の退任後、国の年金だけで同じ暮らしを続けるのは困難でしょう。

「収入に応じた暮らしをすればいい」と頭ではわかっていても、急に生活を縮小する

ことは難しいのが現状です。

不動産や株式などの資産として、役員報酬を受け取っているうちに残しておくに越

したことはありません。

かならず、「年金プラスアルファ」の備えをしておくことが得策です。

 

また、収入の多い社長は、国の年金ももらいそびれることがほとんどです。

増やすのも大切ですが、本来もらうべきものをしっかりと受け取ることも、大切な

ことなのです。ご自身もまわりの大切な人たちも豊かであるために、ぜひ、見直してみてください。




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