■ご自身のしあわせを置いてけぼりにしがちになる
経営者として日々活動するうえで、しっかりと仕事をすることは最優先です。
でも、仕事やプライベートも含めて、「人生」を楽しむことも忘れてはいけません。
ぜひ、理想的なリタイアをしたあとの生活を、楽しむ準備をしていきましょう。
人生は永遠に続くわけではありません。
そう言われれば、ほとんどの人が「そんなこと、当たり前じゃないか」と答えるでしょう。
ところが、多くの経営者の方々と触れ合っていると、そう感じられないことがあります。
勇退したあとも含めて「もっと人生を楽しめばいいのにな…」と感じることが少なくありません。
多いのは、税金を中心に考えている社長です。
相続にしても事業承継にしても、節税はあとからついてきます。
「税金対策をどうにかしたい…」と考えている経営者ほど、
ご自身のしあわせを置いてけぼりにしているように感じるのです。
希望に燃え、覚悟を決めてスタートした会社の経営が、
税金対策に追われてばかりで難行苦行になってはつらくなってしまいます。
■「事業継承」や「相続」にとらわれすぎていませんか?
年齢を重ねるにつれて、「事業承継」「相続」といったキーワードが頭にチラつき始
めるかもしれません。
この2つのワードの持つインパクトが強いために、そちらへ注力してしまいやすくなります。
また、借入金の返済ばかりに必死になり、事業=借入金返済になっても、
経営が楽しくなくなってしまいます。
忘れてほしくないのは、「人生をどう楽しむか」ということです。
パートナーやお子様も、あなたの人生を彩る大事な要素であるはずです。
大切なご家族とともに人生を楽しむためにも、何をしなければならないか…
ぜひ、いまから考えていきましょう。
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