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2025.2.03

3世代の人生メーターで家族の人生を把握しよう

■3世代を通して人生のつながりを可視化する


自分のこれまでの人生を振り返り、

これからの人生を展望するのに役立つ方法があります。

それは、あなた自身、親御様、そしてお子様の3世代にわたる

「人生メーター」を作成することです。



前回のブログでもご紹介しましたが、

人生メーターとは、あなたの人生の残り時間を把握するためのツールです。

3世代の人生メーターを並べてみると、

それぞれの世代がどのような時期に、どんなイベントを経験してきたのか、

そして、これからどのような未来が待ち受けているのかが視覚的に理解できます。



たとえば、あなたが50歳の場合、

あなた自身のメーターには50歳以前と亡くなる予定の年齢以降を塗りつぶします。

同様に、パートナーのメーターも作成します。




さらに、親御様のメーターを上に、お子様全員のメーターを下に配置し、

それぞれの現在の年齢を合わせることで、

3世代の人生を俯瞰的に見ることができます。




この方法によって、家族全体の人生を理解し、

それぞれの世代がどのような状況にあるのか、

互いにどのように支え合えるのかをより深く知ることができます。




■3世代の人生メーターで、家族の未来を見据える



この3世代の人生メーターを活用すると、

これまで気づかなかったさまざまなことに気づくことができます。


たとえば、あなたが60歳になるまでの10年間を考えた場合、

・親はこの10年間で亡くなるか、介護状態になるかもしれない

・この10年間は、子どもたちの学費がもっともかかる時期だ。
 卒業したあと、うちの会社で働いてもらうか、ほかで働いてもらうか…。
 そもそも、本人の希望や適性を把握しなければならない

・子どもが結婚して、孫が生まれる時期も遠くないかもしれない

・妻に負担をかけてきたから、子どもたちの手が離れたら、一緒に旅行へ行こうか



このように、3世代の人生メーターを並べることで、

自分を取り巻く環境の変化や将来起こりうるイベントを

具体的に把握することができるのです。



たとえば、両親が10年以内に亡くなる可能性があるなら、

葬儀費用や介護への備えについて考えておく必要があります。

パートナー、親、子どもを含む家族全体の年齢を把握することで、

それぞれのライフイベントが明確になります。

人生プランを立てる際には、客観的な視点も重要です。

この3世代人生メーターを作成することで、

普段意識していなかった年齢と

それにともなうライフイベントを明確に把握できます。



自分の人生プランを立てるヒントとして、

ぜひ3世代の人生メーターを作成することをおすすめします。

なぜなら、子どもとして、親として、パートナーとして、

自分が本当にしたいことやすべきことを深く考えることができるからです。




■人生の残り10年をどうデザインするかが大切


人生メーターを作成し、健康寿命やあなたが設定した

目標年齢までの年数を眺めてみてください。

これまでの人生と比べて、

残された時間が驚くほど少ないことに気づくはずです。



たとえば、あなたが現在65歳で、健康寿命の平均値が74歳だとすると、

残りの時間はわずか10年もありません。

人生は思ったよりも短いものです。

この限られた時間をどのように過ごすのか、

どのようにデザインするのかがとても大切です。



定年後の開業を考えている士業仲間と人生メーターを元に話すと、

「定年後では、残された時間が短い。もっと早く行動を開始すべきだ」

と気づかされることがあります。




60歳で定年を迎えてから開業しても、

本格的に活動できる時間は10年ほどかもしれません。

「もっと早くから動き出せばよかった…」と後悔しないためにも、

人生メーターを活用して将来を計画することが大切です。




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