■自分がどうしたいか決める
あなたは、相続についてどのようにするか考えたことがありますか?
以前のコラムで
『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(ダイヤモンド社)
をご紹介しました。
そのなかでお伝えした、
「子どもに死んでから与えるのでは遅い」という考え方は、
まさに事業承継や相続につながる話です。
決して、亡くなる前に資産移転などのすべてのことを、
終えなければならないわけではありません。
でも、事業承継では誰に会社を引き継ぐか、
相続であれば誰に・いくら残すのかを決める必要があります。
なぜなら、決めないためにトラブルがたくさん起きているからです。
たとえば相続であれば、
子どもたちは親の財産をあてにしていることが多く、
親が亡くなったあとで相続人たちが揉めることも少なくありません。
ですから、場合によっては生前贈与も含めて、
一人ひとりにどれだけ残すのかを確定します。
そして、自身が亡くなったあとで揉めないようにしておくことが、
残すほうの義務なのではないでしょうか。

結局は、事前のプランニングが重要なのですが、
困るパターンがあります。
それは、ご自身で考えずに専門家である士業へ丸投げすることです。
本来はご自身のことなので、
どうしたいのかが明確であるべきですが、
ご自身で考えずに丸投げで相談してしまうために、
うまくいかなくなってしまうのです。
なかには、ご自身で決めるべきことと専門家にお願いすることの、
区別がついていない人もいます。
つまり、「退職金は、これだけほしい」といったことを
ご自身で決められないのです。
そこから専門家に相談してしまうと、話が前に進みません。
相談された側も、ご本人がどうしたいのかわからなければ、
当たり障りのないアドバイスしかできなくなるのです。
退職金は、社長を勇退したあとで
どんな人生を送りたいかによって変わってきます。
ですから、すべては「あなたがどうしたいか」が起点となるのです。
あなたが決めない限り話は進みませんし、
専門家にも相談できません。
自分がどうしたいか決めることが、もっとも重要なところなのです。
本当はどんな未来を望んでいるのか、思い浮かべてみてください。
あなたもまわりの人たちもしあわせに、
より豊かな人生を歩んでいきましょう。

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