■年金のもらい方4パターンを知ろう
社長という大きな役目を背負い、
人生をかけて会社経営を行ってきた方に、
せっかく年金をもらうのであれば、
ご自身に適した有効な受け取り方をしていただきたいと、
日頃から考えています。
老齢年金は、
「65歳から、基礎年金と厚生年金をまとめてもらい始める」
だけではありません。
じつは、4つの方法があるのです。
〈老齢年金のもらい方〉
①老齢基礎年金と老齢厚生年金のどちらも65歳からもらう
②老齢基礎年金は65歳からもらい、老齢厚生年金を繰り下げる
③老齢基礎年金は繰り下げて、老齢厚生年金を65歳からもらう
④老齢基礎年金と老齢厚生年金のどちらも繰り下げてもらう
老齢基礎年金も老齢厚生年金も、基本的に65歳から受給できます。
もし、本人の希望があれば、
60歳から受給する「繰り上げ受給」や、
66歳以降に受給する「繰り下げ受給」ができるのです。
繰り下げ受給は、最長で75歳まで繰り下げることができます。
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■年金の繰り上げ・繰り下げには、メリット・デメリットがある
繰り上げや繰り下げには、メリットとデメリットがあります。
効率よくもらうには、このポイントも押さえておくことが重要です。
繰り上げのメリットは、早く年金をもらえることですが、
65歳から繰り上げ受給するまで、
1カ月あたり0・5%年金額が削減されるところが
デメリットになります。
最大の60歳まで繰り上げたときは、30%減額されてしまい、
一生その額を受け取り続けることになるのです。
そして、社長は繰り上げをしても意味がないので、
「繰り上げ」を推奨していません。
なぜ意味がないのかは、
次回「在職老齢年金」をお伝えするなかで解説しますね。
繰り下げの場合は、年金の受け取りが遅くなる点がデメリットですが、
繰り下げた分、1カ月あたり0・7%増額することがメリットです。
つまり、1年遅らせると年8・4%年金が増額し、
70歳まで遅らせると42%、
75歳まで遅らせると84%増える計算になるのです。
年8・4%となると、
とても魅力的な「資産運用」ですが、
長生きしなければ受け取る総額が少なくなります。
こういったところも、よく考える必要があるポイントです。
繰り下げ受給を希望する場合は、
66歳以降で希望する時期に、
最寄りの年金事務所などで手続きを行い
請求書を提出します。
繰り下げによる年金の増額率は、
手続きを完了した時点で確定します。
それぞれの受け取り方のメリット・デメリットを把握して、
年金を有効的にもらいましょう。
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