■将来に備えて必要な資金を確保していますか?
前回のコラムでご紹介した「ライフイベント表」を作成してみて、
いかがだったでしょうか。
ライフイベント表ができたら「ファイナンシャルプランニング」ということで、
公的年金や退職金などの収入と、
生活費や各種イベントでかかる出費を入れ込んで、
毎月の収支と将来にわたる手元資金の推移をシミュレーションします。
具体的にシミュレーションを行う際には、
現在の手元資金がいくらで、今後の収入と支出がいくらで、
収支を反映することで手元資金がいくらになっていくか、
毎月チェックすることが大切です。
ただ、ここまで行うには、ファイナンシャルプランナーなどに相談し、
専用のソフトを使う必要があります。
なぜなら、税金(所得税・地方税・固定資産税)や社会保険料、医療費などは、
専門家でなければわからないこともあるからです。
もっとも大切なのは、手元資金が枯渇しないことはもちろん、
家族に残したいお金を確保することです。
現役の間は高い役員報酬を得られるので、
不安はないのかもしれません。
ところが、社長を退任したあとは基本的に公的年金だけが収入となるため、
現役時代と同じ生活をすれば、毎月の収支が赤字になる可能性が高くなります。
そのため、いかに多くの退職金をもらっておくか、
もしくは、何らかの仕事をしてプラスアルファの収入を得ることが重要です。
現役の間に貯蓄をしておくことも、大切な要素だということがわかるでしょう。
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■ファイナンシャルプランニングで漏れがちな費用がある
ファイナンシャルプランニングのシミュレーションでは、
忘れがちなものがあります。
それは、病気や介護になったときの臨時費用です。
また、住宅のリフォームや車の買い替えなども、
見落としがちな出費と言えます。
社長退任後の生活を詳しくイメージするほど、
シミュレーションの精度は上がるでしょう。
もちろん、これはあくまでもシミュレーションなので、
イメージ通りにはいかないものと考えておくのが賢明です。
暮らし向きが変わったら、再びシミュレーションを行うことをおすすめします。
ファイナンシャルプランニングを行っておくメリットは、
「将来どこまでの生活を送れるのかイメージできる分、
手元資金が枯渇する不安から逃れられること」です。
社長を勇退することに尻込みする理由のひとつに、
収入の減少も考えられます。
どれほどの退職金を受け取り、
どんな生活を送れば充実した日々を送れるのかがわかれば、
大きな一歩を踏み出せるかもしれませんね。
未来を豊かにするために、いまから計画を立てておきましょう。
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